仲がよい者同士なら、意見が一致することは、
よくあることだと思います。
たとえ、意見が一致しないことがあっても、
あまり問題にはならないかもしれません。
問題なのは、仲がよくない者同士の場合ですよね。
また、日常生活においては、家庭や職場など、
関わらないわけにはいかない相手と意見が一致しないことは、
非常に困ることがあります。
但し、どうしても接点が見出せないとしても、
唯一、「私たちは、わかり合えないね」ということだけは、
意見が一致しますよね。
私は、接点を見出そうとして、争いになるくらいなら、
その「一致しているところまで」にして先に行かない、
つまり、「保留」にしてはどうかと思うのです。
今ここで、どうしても意見を一致させなければならない、
ということ以外は、「保留」にしておく、ということです。
私は、「わかり合うこと」は、
本来、「わかり合おうとする人たちの間」で
成立するものだと思っています。
時々、何を言っても、うなずくつもりのない人がいるので、
そういう人に、わかり合うことを求めるのは時期尚早で、
その人に、わかり合おうとする姿勢が出てくるまで、
「保留」にしたほうがいいと思うのです。
もちろん、「雨降って地固まる」ということもありますから、
基本的には「話し合い」のチャレンジはしてみるべきだと
思います。
しかし、収拾のつかない「争い」になるおそれがあるならば、
「保留」にするのがいいと思います。
また、暴力や威圧で言うことを聞かせても、
もちろん、本当の「意見の一致」ではないですよね。
難しい面もあるかもしれませんが、
勝ち、負け、引き分けでもなく、「決着をつけない」ことにする、
ということで、争いごとが一つでも起きない世の中になれば、
それもいいかな、と思ったのでした。
お読みくださいまして、ありがとうございました。