「ブッダ」というと、一般的に、お釈迦様のことを指す、
と思います。
私も、仏教の授業を受けるまでは、そう思っていました。
それはそれで、特に、まちがってはいないのですが、
本当は、「ブッダ」というのは「目覚めた人」という意味だそうです。
つまり、お釈迦様は「真理に目覚めた人」なので、
「ブッダ」でまちがいない、ということになります。
因みに、お釈迦様の「釈迦」は、「釈迦族」という種族名を表している
ので、聖者を意味する「牟尼」や「世尊」という言葉を付けて、
「釈迦牟尼世尊(しゃかむにせそん)」とか、
これを略して「釈尊(しゃくそん)」と呼ぶほうが、
仏教の開祖であるお釈迦様を、はっきりと指していることに
なるそうです。
(さらに因みに、お釈迦様には、他にも呼び名があります。)
そして、仏教の先生が、
「朝、皆さん、目覚めますよね。
つまり、皆さん、毎朝ブッダなんです」
とおっしゃっていました。
本気か冗談か、先生の真意はわかりませんでしたが、
私は、「お昼寝をする人は、一日に二度もブッダになるのかぁ」
と思いました。
電車やバスの中で、うたた寝をしてしまうこともあるので、
そうすると、「目覚める」機会はずいぶんたくさんありそうです。
あとは、その機会に「何に目覚めるか」が大事なのかもしれません。
「我を忘れていた眠りから、目覚めるのか」
「迷いの多い人生から、目覚めるのか」
「私は、何に目覚めたいかなぁ?」と考えるのも、一つの「目覚め」
なのかもしれません。
本日も、お読みくださいまして、どうもありがとうございました。