一人ひとりに身体がある以上、人は、孤独な生きものなのでしょうか。
私は、以前、あることで、一人意見が違って、
「私一人」対「他全員」という状況になったことがあります。
他の人と、少し違うことを思ったり、まったく違うことを思って、
それを口に出して言うときは、
「孤独のリスク」を背負うことなる、と思います。
誰にも賛同してもらえない可能性があるので、
発言には、時には、勇気が必要になることもあると思います。
しかし、賛同者が出てくる可能性も、もちろん、ありますので、
勇気を出して発言してみる価値は、あると思います。
ただ、自分の心に嘘をついてしまう場合や、
誰かと同じ意見である振りをしてしまう場合などには、
発言しても、しなくても、
心の孤独が解消されるわけではない、ということが言えると思います。
ですので、私は、「もう一人でもいい」と思って、
沈黙していたことがあります。
ところが、「もう一人でもいい」と思ってから、まもなく、
はじめて、一人、理解者が現れました。
それは、「僧侶」でした。
特に、胸の内を打ち明けたわけではないのですが、
少し、立ち話をしただけだったにもかかわらず、
「私のことを、理解してくれる方だ」と、私は思いました。
(修行しなくてもよければ、僧侶になってみたい、と思いました。)
そして、一人、理解者が現れると、不思議なことに、
「案外、理解してくれる人はいるかもしれない」
と思うようになりました。
もし、私のこのブログ読んでくださっている方の中に、
例えば、
「孤独が嫌だからって、自分の意見を変えるなんてできないから、
一人でもいい」
と思っている方がいらっしゃれば、
私は、申し上げたいです。
「その考えに、私は賛同します」と。
その考えに、私が賛同する以上、「一人ではなくなります」が、ね。
「孤独が嫌だからって、自分の意見を変えるなんてできないから、
一人でもいい」
と思うと、一度、孤独になると思います。
しかし、
その考えに賛同する人(そういう考え方が好きな、私みたいな人)が
世の中にはいるので、その後、孤独にならなくなることもある、
ということだと思います。
最初から、意見が合う人がそばにいれば、
孤独にはならないかもしれません。
しかし、
孤独になったあと、孤独に「なれなくなる」こともあるので、
世の中はおもしろい、と私は思っています。
お読みくださいまして、どうもありがとうございました。