国際情勢が穏やかでない現在ですが、
だからこそ、何か和やかなエピソードはないか……
と考えていて、思い出したことがありました。
和やかと言えるかどうかわかりませんが、
今日はそのエピソードを書かせていただこうと思います。
私は、生涯のうちで何度か、
いわゆる「ナンパ」をしていただいたことがあります。
やはり(!?)、20歳代の頃に集中していたでしょうか……。
声をかけてきてくださった方々うち、数人は外国の方でした。
せっかくの国際交流ですので、
「どちらの国の方ですか?」とお尋ねすると、
パキスタンの方であったり、イランの方であったりしました。
たどたどしい発音の日本語で、
「お茶しませんか~」とお誘いいただき、
“カワイイ~”と思った覚えがあります。
また、「お茶しますか~」と言われたこともありました。
日本語を勉強中なんだな~と思うと、微笑ましい気持ちになり、
わが国の言葉を覚えようとしてくださっているのかと思うと、
うれしい気持ちになったことも思い出します。
実は私は、出身がパキスタンであるという方から
声をかけていただいた経験が3回ほどありまして、
「私の顔はパキスタンの方にはウケるのかな?」
とその当時は思ったものでした(^^)。
そして、あるパキスタンの方とは、
駅までの道のりと、駅に着いてからの立ち話で、
15分ほどお話をしました。
「私は用事があるので、これでバイバ~イ(^^)/~」
とお別れしたのですが、
この会話の中で、教えてもらったことがあります。
パキスタンでは、気に入った女性がいても、
男性から女性に「直接」声をかけてはいけないそうなのです。
(とても昔の事なので、今は違うかもしれませんが……。)
それで、「では、どうするの?」と私は尋ねてみました。
「気に入った女性がいたら、まず、自分の親に話す。
親が、その女性を見に行く。
親が、わが息子によさそうな女性だ、ということになれば、
親が、その女性の親に事情を話し、先方も了解すると、
彼は、その気に入った女性とようやく話ができる」
ということになるのだそうです。
私は思わず、「え~まわりくど~い」「めんどうじゃな~い?」
と言いそうになりましたが、言いませんでした。抑えました。
それは、それで、円満な方法なのかもしれませんし……。
しかし、よく考えてみると、
パキスタンの男性が、日本で女性に声をかけることは、
相当勇気がいることなのではないか、と思えてきます。
ですが、私に声をかけてくださったその方たちからは、
勇気を必要とした感じはいたしませんでした。
もう何度もナンパして、慣れてきていたのでしょうか……。
彼らは姿勢がよくて、ニコニコしていました。
釣られて私もニコニコしてしまうくらい……。
昨今の国際情勢を思うと、
「あの頃は、平和だったなぁ」とつぶやきたくなります。
が、
「本当は、どの国の人たちとも、皆、仲良くできるんだろうなぁ」
ということも、思います。
まず、はじめに、みんなニコニコ(^^)っとしていれば、
いろいろなことが和やかに、うまくいくのではないかな、
と思ったりします。
お読みくださいまして、どうもありがとうございました。