世の中の観察日記

世の中を見て、思ったこと・考えたことを自由につづって参ります。このブログを読んでくださる方々と、「安心」を共有することを望んでいます。

「成功」まで、もう少し。

私には、慢性化した悩み事があります。

おそらく、それが原因で、

(一応、趣味の)「読書」を通じて、

生きていく上でのヒントのようなものを、

私は、ずっと探し続けているように思います。

 

ただ、特に、「人生の成功」という観点で本を選ぶことは、

ずっとしてこなかったと思います。

 

ですので、「人生の成功」とはどういうものかと、

答えを求めて、探していたわけではなかったのですが、

ある時、ある本で、

「これが人生の成功というものか」

と、心から思ったことがあります。

 

それは、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

加藤諦三先生の書かれた『どうしても「許せない」人』

という本に出てくる、ある言葉でした。

 

その言葉とは、

「ひどい仕打ちにあっても、食事が美味しくて、夜は眠れれば、それで良い。それが現実社会での見事な生き方である。」(P185)

です。

 

私は、心から納得しました。

はじめて読んだ時の、あの、元気がじわじわと湧いてくる感じが、

今も忘れられません。

 

この言葉よりも前の箇所(P184)には、

「問題のない人生になることが解決ではない。問題があっても心を取り乱さないような人間になることが解決である」

と書いてありました。

 

私は、

「問題があっても、よく食べられて、よく眠れていれば、

人生は、それでOKなんだ」

と思ったら、

「私は、明日も、生きていける」

と思いました。

 

問題や、その解決よりも、

「食べる」「眠る」のほうに、とても興味が出てきました。

 

実は、私は、「食べる」のほうは、たいてい大丈夫なのですが、

「眠る」のほうは、うまくできないことが、しょっちゅうで、

睡眠導入剤のお力で、眠りにつくこともあります。

 

お薬の力を借りなくても、

「眠る」がうまくできるようになれば、

他に、何があっても、

私の人生は「成功」しそうです。

 

「成功」まで、もう少し、です。

 

 

お読みくださいまして、ありがとうございました。

 

引用文献

『どうしても「許せない」人』加藤諦三 KKベストセラーズ

 どうしても「許せない」人 (ベスト新書)