「安保関連法案」を、「決めるべきときには決める」という安倍首相。
来週、採決に踏み切る構え……というニュースを見ました。
安倍首相は、
「国民の理解を深める」とか、
「丁寧な説明をしていく」とか、
おっしゃっていたと思います。
あちらこちらで、反対運動がある事実からしても、
「国民の理解は深まった」わけないですよね。
何時間も審議したからいいでしょう、ということでもないでしょうに。
しかし、「国民の理解が深まる日」というのは、
私は来ないと思っています。
なぜなら、「安保関連法案」は「違憲」だと私は思っているからです。
「違憲」なのに、国民に理解を求めるというならば、それは、
「違憲であっても、必要だから、受け入れてください」
という理解を求めることでしかない、と私は思います。
国民が、その理解を深める日は、来ないのではないでしょうか……。
安倍首相は、国の安全や、国民の生命を守るために、どうしても、
「安保関連法案」を推し進めたいようですが、
「憲法」自体も、(国家権力から)国民を守るためのものですから、
「憲法違反であること」が、「憲法違反でないこと」という結果に
なってしまったら、「国民を守っていない」
ということになるのではないか、と私は思います。
安倍首相の主張は、「憲法が国民を守る」ということと、
相反するものであってはならない、と私は思います。
また、安倍首相は、この機会を逃したら、
「安保関連法案」の成立の可能性を、今ほどに高めることは難しい、
と思っていて、だからこそ、
今、成立させたがっているのではないか、と私は思います。
私は、この機会を逃したら、成立しないかもしれないような法案は、
本当に、未来に、国民に、必要なもの、とは言えないのではないか、
と思います。
お読みくださいまして、ありがとうございました。