読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

世の中の観察日記

世の中を見て、思ったこと・考えたことを自由につづって参ります。このブログを読んでくださる方々と、「安心」を共有することを望んでいます。

相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件について。

世の中

昨日(7月26日)、

相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、

大変凄惨な殺傷事件が起きたことは、

多くの方がご存知でいらっしゃることと存じます。

 

施設に入所されている方々が、

どれほどの恐怖をあじわったか、

想像が及ぶはずもありません。

 

ご家族をなくされた方々の、

悲痛な思いに、かける言葉も見つかりません。

 

その施設にご勤務されている職員の方々も、

その周辺にお住いの方々も、

病院等で治療にあたっている方々も、

今もなお、

緊張の続く時間を過ごされていることと存じます。

 

今回の事件は、19人もの方が殺害され、

戦後の殺人事件の中でも、

「最悪」であると聞きました。

 

戦後最悪の、特殊な殺人事件。

 

そうなのかもしれませんが、

私は、事前に多くの情報があったことを思うと、

防げた事件ではなかったのか、

いくらか防げた部分もあった事件なのではないか、

という思いが拭えず、

このような非常に残念な思いになることが、

決して初めてではない、

と感じております。

 

殺人の罪を犯した植松聖容疑者は、

津久井やまゆり園」の元職員で、

今年の2月頃、

「重度障害者を殺す」

「(障害者を)安楽死させるべきだ」

などということを口にしたことで、

施設から神奈川県警へ、

そして、神奈川県警から相模原市へと連絡がいき、

「他人に危害を与えるおそれがある」として、

本人の意思とは関係なく、

強制的に入院させることができる「措置入院」をしていた、

と聞きます。

 

しかし、後に本人が反省の弁を述べたことで、

措置入院を解除し、退院となったと聞いています。

 

まず、この退院が妥当であったのか、

私は疑ってしまいます。

 

医師が、反省の弁は「演技」ではないか、

ということまで疑って、

「演技ではない」という判断をしたうえで、

退院としたのでしょうか。

 

また、措置入院をしていたのは、

2月19日から3月2日までの13日間だったそうですが、

短期間でつくられたわけではないかもしれない

植松容疑者の非常に危険な思想が、

たった13日間で変わるものかと疑わないのか、

という点が、私としては非常に気になりました。

 

また、仮に変わったのだとしても、

非常に恐ろしい思想がつくられていった環境と、

同じような環境に戻っていけば、

また同じように、非常に恐ろしいことを考え出す、

ということが考えられるのではないか、

と私は思います。

 

ですので、

措置入院」を適用し続けることが難しかったのだとしても、

「治療の必要がある」として、

やはり、本人の意思とは関係なく、

強制的に入院させることができる「医療保護入院」に

切り替えるなどして、

入院を継続させておくことはできなかったのか、

と私は思えてなりません。

 

また、植松容疑者が2月に書いた、

衆議院の大島議長宛ての手紙には、

「職員の少ない夜勤に決行致します。

重複障害者が多く在籍している2つの園を標的とします。

見守り職員は結束バンドで見動き、外部との連絡をとれなくします」

などの、「作戦内容」(殺人の計画)が記されていたと聞きます。

 

これだけの情報がありながら、

事件を未然に防ぐことができないのだとしたら、

防ぐことができる事件というのは、

どういうものなのか、わからなくなります。

 

送検されるときの車中で見せた、

植松容疑者のニヤけた表情に、

私だけでなく、多くの方が恐ろしさを感じたと思います。

 

私たちが感じるその恐ろしさは、

彼の心がそれほど荒れている、崩壊している、

ということだと思います。

 

やはり、植松容疑者に、

治療や入院は必要であったと思います。

 

入院し続けていたら、

彼は殺人犯にはならなかったかもしれない。

そうしたら、

多くの命が奪われ、傷つけられることもなかったかもしれない。

 

そう思うと、やはり、とても残念です。

 

心身共に、大変な傷を負ってしまった入所者の方々のケアが、

これからますます必要になってくると思いますが、

それだけでなく、私たちは、

あってはならないことが、未来に起きないように、

植松容疑者の行為や発言の、

一つひとつの後ろにあるものまで追って考える必要があり、

防げるものは必ず防いでいかなければならないと思います。

 

 

お読みいただきまして、どうもありがとうございました。