世の中の観察日記

世の中を見て、思ったこと・考えたことを自由につづって参ります。このブログを読んでくださる方々と、「安心」を共有することを望んでいます。

ご報告(退院いたしました)。

先日、無事に手術を終え、退院いたしました。

 

ご心配くださいました皆様、

そして、応援してくださいました皆様の、

やさしいお気持ちとお言葉に支えられ、

今日を迎えることができましたことを、

心から感謝いたしております。

 

どうもありがとうございました。

 

また、不在中にも関わらず、

当ブログへお越しくださいました皆様にも支えられ、

私に今日という日がありますことを、

深く感じております。

 

どうもありがとうございました。

 

私は現在、元気に過ごしておりますが、

療養中の身でもあります。

 

本来の調子に戻るまで、

少々時間を要するとは思いますが、

私の、ブログに復帰したい気持ちに合わせ、

本日から、ゆっくりと再開させていただこうと思います。

 

皆様のご無理のない中で、

当ブログにお付き合いをいただけましたら幸いでございます。

 

また、私は、良性の可能性が高いとされていますが、

病理検査の結果を待たずに退院いたしましたので、

良性・悪性の最終的な結論は、

次回の診察(7/13)までお預けとなりました。

 

ですので、7/13の夜、当記事の文末に、

追記する形で結果を載せさせていただこう、

と思っております。

 

入院中に、

いろいろなことを考える時間がもてるのではないか、

過去を振り返ったり、未来を描いたりできるのではないか、

と思っておりましたが、

結構忙しく、そういう時間はあまりもてませんでした。

 

ただ、知らない間に考え始めていたことが、

いくつかありました。

 

私も一応、痛みとは闘いましたが、

私がしたことといえば、それくらいで、

家族や医療スタッフの方々など、

私より、「周囲」のほうがよっぽど大変だ、

と思いました。

 

仕事が休みのたびに私のところへ来る家族は、

私の入院中、「休養日」がなかったはずです。

 

冷蔵庫の中を、飲み物と食べ物で、

いつもいっぱいにしてくれていました。

 

また、ナースコールが枕元にあるというのは、

看護師さんがいつもそばにいるのと変わらないな、

と思いました。

 

夜勤をしてくださる方がいるというのは、

本当にありがたいことだな、ということも、

つくづく感じました。

 

それから、

どちらの病院でもだいたい同じだと思いますが、

21時の就寝は、非常に難しいですね。

 

私は、寝つきが悪いので、

もともと睡眠導入剤を持っていたのですが、

飲んでも、案の定、寝つけませんでした。

 

そんな時に、

私が使わせてもらっているこのベッド、

もう、どれくらいの人が使ったのかな?

と考え始めました。

 

私が今見ている薄暗い天井、

どのような人が見て、何を思ったのかな?

と考え始めました。

 

また、ベッドから起き上がる時、

この柵に頼った人がたくさんいただろうな、

と思いました。

 

鏡の前に立った時は、今私が手を掛けている壁のこの位置に、

きっと同じように手を掛けて立っていた人がいただろうな、

と思うと、人がすることはだいたい同じなんだと思えて、

何だかおもしろく思いました。

 

どのような人が、どのような病気で、

どのような思いで過ごしたか、

本当のところはわかりませんので、

私と同じことを考えたかどうかも、

本当はわかりません。

 

しかし、

同じベッドを使って、同じ天井を見て、

同じものに頼ってきたのではないかと思うと、

どなたかと、何かを共有した、

と思えてなりません。

 

考えていることが違うと、共感にはなりませんが、

それでも、「何らかの共有はあるんだ」

と思いました。

 

そもそも、同じ時代を生きていること自体、

人は皆、「共有」というものを、

味わっているのだと思えてきました。

 

人生を続けるにあたり、

立場の共有、場所の共有、時間の共有、思いの共有……

さまざまな「共有」を、

もっと大事にしていきたい。

 

今、そのように思っております。

 

 

復帰後、初めてのブログとなりました。

お読みいただきまして、どうもありがとうございました。

 

私を支えてくださっているすべてに感謝いたしております。

本当に、どうもありがとうございました。

 

※ご報告を加えさせていただきます。

 本日(7/13)、病院に行って参りました。

 検査結果は、良性でした。

 ご心配くださいました皆様、

 応援してくださいました皆様、

 本当にどうもありがとうございました。

 

 結果につきましては、

 素直に喜ばせていただく気持ちがございます。

 

 しかし、世の中には、

 様々な病気で治療が続く方々や

 そのような方を支える方々、

 何らかの、乗り越えなければならない壁を、

 今、乗り越えようとされている方々も、

 いらっしゃることと存じます。

 

 さらに、現在、ある症状について、

 対処が難しいとされている病気もあると存じますが、

 新しい対処法を見つけ出そうと一生懸命な方々も

 いらっしゃることと存じます。

 

 私は、何かを一緒に考えてくれる人がいること、

 そういう「現在」に存在していること、

 こういったことにも、

 大変喜ばしい思いと、感謝の気持ちを抱いております。

 どうもありがとうございました。

 

 追記いたしましたこのご報告にまでお目通しいただきまして、

 どうもありがとうございました。

                      2016年7月13日

                        森 麻理子