世の中の観察日記

世の中を見て、思ったこと・考えたことを自由につづって参ります。このブログを読んでくださる方々と、「安心」を共有することを望んでいます。

心・考え方

「善悪の判断」について。

「善悪」は、人がつくったものだから、 誰も、何が「善」であり、何が「悪」であるかを、 はっきりさせられない、と聞くことがあります。 また、「本当は、善も悪もない」ということも耳にします。 そのような考えに共感する点もあるのですが、 現在のところ…

私にとって、「情けない」とは。

私は以前、自分を「情けない」と言っている人を見かけました。 確かにその人は、後ろ向きなことをよく言っていたのですが、 私は、その人を「情けない」とは思いませんでした。 後ろ向きなことを言っているのに、情けないとは思わない…… それはなぜか? と、…

「苦しみと向き合うこと」について。

今年に入ってから、 『ドイツ人禅僧の心に響く仏教の金言100』 という本を読みました。 著者は、ドイツ人禅僧のネルケ無方さんという方で、 彼が影響を受けたという「100」の仏教に関する言葉が この本で紹介されています。 「第四章」は「困難を乗りきるた…

「人生観」について。

2016年を迎えてから7日目となりました。 気持ちを新たにされている方もいらっしゃることと存じます。 そこで、皆様に質問です。 「今、四字熟語を一つ思い浮べてください」 真っ先に思い浮かんだ四字熟語は何でしたでしょうか? 実はこれは(ご存知の方もい…

必ず芽ぶきのときが来る。

年の瀬というこの時期ゆえに、 私は、ある風景を思い出しておりました。 私の好きな本の一つに、 中国の古典『菜根譚(さいこんたん)』があります。 好きになったのは、 『1分間でわかる「菜根譚」』 という解説書的な本を読んでからのことなのですが、 こ…

「月と花」に「等しさ」を感じて。

私の好きな禅語に、「掬水月在手 弄花香満衣」があります。 「水を掬すれば 月 手に在り(みずをきくすれば つき てにあり) 花を弄すれば 香 衣に満つ(はなをろうすれば か えにみつ)」 これは、 「水をすくえば手のなかに月が輝き、 花をつめば誰の服か…

「今を大事にすること」について。

「今を大事にすること」というのは、 私は、よく耳にする言葉です。 いいことだと思っています。 仏教好きな私は、仏教のお話を引き合いに出してしまいますが、 仏教の開祖・釈尊は、 「死後」について語ったことは非常に少なく、 いつも、「生きている今」…

「誰かと一緒の時間を楽しむこと」について。

以前、ユング派分析家であり、心理学者であるの河合隼雄先生の 『こころの処方箋』という本を読みました。 その中にある「一人でも二人、二人でも一人で生きるつもり」 という項は、人が「誰かと一緒の時間を楽しむこと」について、 とても大事なことが書か…

不動明王様が私に教えてくれたこと。

お寺にお参りに行くと、 釈迦如来、阿弥陀仏、観音菩薩、地蔵菩薩、不動明王など、 いろいろな仏像や菩薩像などにお目にかかれることがあります。 私は菩薩様が好きですが、 実は、「不動明王様」のことも気になっています。 ほとんどの仏像に、穏やかな感じ…

海が大きい理由。

海は大きいですね。 海が大きい理由を、 わざわざ考えるということは、 私はしたことがありませんでした。 しかし、『修証義(しゅしょうぎ)』というお経の、 「第四章 発願利生(ほつがんりしょう)」という章の中に、 海が大きい理由を、見つけました。 …

禅語「日々是好日(にちにちこれこうにち)」。

「日々是好日」(または「日日是好日」)は、 喫茶店などで、墨の文字で書かれ、額に入り、 飾られているのを見かけることがあります。 ですので、ご存知の方も多いかもしれません。 また、「日々是好日」は、 「ひびこれこうじつ」という読み方もあると思い…

横浜市の大型マンションが傾いた問題について。

横浜市の大型マンションが傾いた問題についてのニュースが、 毎日流れています。 皆様もご存知でいらっしゃると存じます。 問題の原因は、一部の杭が、 支持層と呼ばれる固い地盤に届いていなかったという、 「旭化成建材」が行った杭打ちの基礎工事にあった…

禅語「主人公」。

「主人公」という言葉は、禅語だそうです。 私は、『ほっこり、やさしい禅語入門』という本を手にするまで、 「主人公」が禅語だとは知りませんでした。 自分が自分の主人公となっていますか? 昔、中国のあるお坊さんは毎日、自分自身に向かって「主人公」…

「生きる」「死ぬ」の関係の、落ち着くところ。

私は、以前、『私は「生きる」と決めて生きています。』という ブログを書かせていただきました。 そこでは、 「寿命が尽きるまで「生きる決心」をして、生きています。」 ということを述べました。 その考えに、やはり、今も変わりはありません。 また、こ…

「蛾」に、「自利利他」を教わる。

私は、以前、「蛾」という文字をみて、 「蛾は、どうして、虫に我なのかな」 「蛾は、相当自分の気持ちを押し通す、我の強い生き物なのかな」 と思ったことがあります。 一応、『漢字源』で調べてはみたものの、 私の疑問に答えるようなことは書かれていませ…

「キサーゴータミーと芥子(けし)の種」のお話。

命あるものに、必ず死は訪れるといいますが、 残された者にとって、この現実を受け止めることには、 どうしても長い時間が必要になることと存じます。 しかし、どれだけ時間が過ぎようとも、 どうしても受け止められない、という方もいらっしゃるのではない…

「大事な人」について。

今年は9月20日からお彼岸に入り、26日に明け、となりますね。 お墓参りに行かれた方、これから行かれる方もいらっしゃることと 存じます。 実は、私は、年1回、私と血縁関係にない 「わたなべさん」という、おじいさまのお墓参りに行っています。 (因みに、…

椅子の背もたれに、よりかかるとき。

安保関連法案が、衆院本会議でも可決…… このあり様、「独裁政治」という感じがします。 野党3党(次世代の党、日本を元気にする会、新党改革)が 法案の賛成側になろうがなるまいが、 「強行採決」であったことには変わりない、と私は思います。 また、その…

「宗教」について。

私は、仏教徒ではありませんが、 仏教の教えの多くに共感するものがあり、仏教好きです。 ただ、仏教好きになった最初のきっかけは、 僧侶が唱えるお経に「心が安らいだ」からでした。 そして、それは、 「仏教を勉強しよう」という気持ちにまで発展いたしま…

「中道(ちゅうどう)」について。

お釈迦様が初めて行った説法のうちの一つに、「中道」があります。 『ブッダの教えがわかる本』(P18.19)よると、 中道は、簡単にいえば極端を避けるということです。お釈迦さまは、出家されるまでは、皇太子として何不自由ない生活を送りました。これは一…

私は「人生を100回繰り返す」予定。

私は、今日明日のことや来年のこと、 時々、もう少し先のことも、考えてみることがあります。 しかし、漠然としたことを申し上げてしまいますが、 私の魂がしたがっていることは、 「もともと、今回の人生で完了する(または達成する)予定では なかっただろ…

「前進すること」について。

東京五輪に関して、新国立競技場の建設費やエンブレムの問題が 起きていますね。 「TOKYO 2020」。 決まった時の、あの盛り上がりが懐かしくなってきます。 出場するであろうアスリートの皆さんのことを思うと、 もう、これ以上、問題が起きませんようにと願…

「悪人正機(あくにんしょうき)」について。

私の好きな本の一つに、『歎異抄(たんにしょう)』があります。 『歎異抄』は、親鸞聖人の説いた教えが、世の中に、 異なって伝わってしまっていることを歎いた(なげいた)、 親鸞聖人の弟子・唯円(ゆいえん)が著したもので、 「東洋の聖書」とも言われ…

私が「懺悔文(さんげもん)」を唱える理由。

私が日々唱えているお経の一つに、「懺悔文(さんげもん)」が あります。 (因みに、「懺悔」は、キリスト教では「ざんげ」と読みますが、 仏教では「さんげ」と読みますので、念のため。) 「懺悔文」は、 「我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう…

くじけないことから、朝顔が咲く。

今日、ある詩を三つ思い出しました。 90歳を過ぎてから詩作を始め、101歳で旅立たれた、 柴田トヨさんという方の詩で、 まず二つ、ご紹介させていただきたいと思います。 「くじけないで」 ねえ 不幸だなんて 溜息をつかないで 陽射しやそよ風は えこひいき…

金子みすゞさんの詩から私が感じたこと。

東日本大震災が発生してから、しばらくの間、 各テレビ局が、番組やCMの自粛を行ったことは、 皆様のご記憶に残っていらっしゃるのではないかと存じます。 そのとき、金子みすゞさんの詩『こだまでしょうか』が よく流れていたと思います。 『こだまでしょう…

「自分の目に頼ること」について。

日本人で、はじめてユング派精神分析家の資格を取得された 河合隼雄先生の『こころの処方箋』という本を、以前読みました。 その本の中に、 「灯を消す方がよく見えることがある」という項があり、 そこには、河合隼雄先生ご自身が、心の中に残り続けている…

「植物」と「人間」について。

私たち人間について、「何をもって人間というのか」は、 いつの時代も、よく考えられてきたテーマかもしれません。 私は、「人間論」という授業を受けたことがあります。 授業で使われたテキストは、一般にも売られている本で、 『人間学 その歴史と射程』と…

「孤独」について。

一人ひとりに身体がある以上、人は、孤独な生きものなのでしょうか。 私は、以前、あることで、一人意見が違って、 「私一人」対「他全員」という状況になったことがあります。 他の人と、少し違うことを思ったり、まったく違うことを思って、 それを口に出…

人は毎朝、「ブッダ」になる!?

「ブッダ」というと、一般的に、お釈迦様のことを指す、 と思います。 私も、仏教の授業を受けるまでは、そう思っていました。 それはそれで、特に、まちがってはいないのですが、 本当は、「ブッダ」というのは「目覚めた人」という意味だそうです。 つまり…